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今回は高校2年の聖バレンタインの日の話 実はサンチェ不覚にも・・・高校1年のバレンタインのチョコの取得数は0個だったのだ もう随分と昔の事なので余り憶えていないのだが 確か?異常気象でカカオの収穫高が平年の3分の1チョコレートの価格が沸騰した年だったと思う まぁーその話は置いといて さてバレンタイン当日 その日サンチェは風邪気味で・・・普通なら学校を休むほどの体調だった しかし、乙女の純情! サンチェにチョコレートを渡そうとドキドキしてるであろう乙女の純情を 踏みにじる事などサンチェに出来はしなかったのだ 熱っぽい体のサンチェを乗せたバスは学校の近くのバス停に着いた ここで、いつもなら小走りに学校へと急ぐのだが(外は寒いので) 今日のサンチェはチョット違う!皆がバスを降りた後に一人ゆっくりとバスを降り 学校へ向かう集団の少し後を一人で歩いて学校に行くのだ 学校までの道のりこの間に誰かがサンチェにチョコを持ってくる可能性が考えられるからだ! その時に人込みの中では声が掛けにくいだろう サンチェは乙女の純情を心得ているのだ ・・・学校に着いてしまった(汗) まぁーこの寒い中・・・外で待ってる事もないか?うんうん 続いてのポイント!下駄箱である ドラマ等でよくある下駄箱のフタを開けたら「ドバドバ」っとチョコレートが落ちてくるアレである 下駄箱の前で友達(以後コイツ)に会ってしまった ・・・気まずいなぁー これでサンチェの下駄箱にチョコが入っていてコイツの下駄箱に何もなかったら ・・・ 気まずくなかった(汗) よくよく考えたらサンチェの学校の下駄箱にフタなどの付いてなく この様な所にチョコなど置けば乙女の純情丸出しであり 時と場合によっては犬が持って帰る可能性も無きにしもあらず (衛生的にもヤヤ問題あり) そして軽くサンチェのクラスの下駄箱を全体的に見渡したが(他人の事は気になる) 他の男達の下駄箱チョコらしき物は無かった・・・ならよし!っとしよう 階段をコイツと一緒に上がるサンチェ どーも周りの女生徒の視線が気に成る ・・・そもそもなんでコイツと一緒に階段を上がらないといけないのだ? 乙女の大切なチャンスを奪っているのでは・・・きっとそうに違いない! 教室に着いてしまった そして机の上にカバンを置いた ・・・まぁー焦るなサンチェよ この机の中にはチョコレートが入っている事は判っているのだから そして着席 机の中は無論昨日の内に片付けている! いつもなら教科書で一杯の机の中(教科書は置きっぱなし)も 乙女がチョコを忍ばすには充分のスペースを確保しているのだ(3個まで可) そしてさり気なく昨日用も無いのに持って帰った教科書を机の中に戻すフリをしながら 机を覗き込むサンチェ ・・・あった! イヤイヤ驚く事はない。それは充分に考えられる状況なのだ!(祝) 思わず(ハウッ!)と裏声で叫びたかったが 周りのチョコに飢えた友の視線も気に成るし だいたいこのクラスの乙女なら・・・乙女の心情を考えたらココは冷静に 何とかこのチョコを持ち出してひと気のないところで開封したかったが 無常にもチャイムが鳴り一時間目が始まってしまったのだ 無論授業など集中出来ないサンチェがいた サンチェレベルになると授業中に雑誌を読んだり・目を開けて熟睡したり っと 数々の妙技を扱えるのだが(教育上よろしくないので内緒) 机の中のチョコを開封するなどお茶の子さいさいであった 本当なら家に帰り風呂に入って身を清めたあと正座して開封作業に望みたいところだったが 今回は状況が違うのである そう!差出人が判らないのだ! チョコレートの価値は量ではないのだ!そう質! イヤイヤチョコレート自体ではなく、チョコレートをくれた人の質なのだ 近所のおば様方から高価なチョコを100個貰うのと クラスのマドンナから1個の板チョコでは後者の方が良いのである(失礼) そしてサンチェは一刻も早くそのチョコレートの質を確かめなくてはいけないのだ! なぜなら・・・気に成るから そして開封作業が始まった 視線は黒板に、先生の説明にたまにフンフンとうなずいたりしながら サンチェの神経はチョコレートの包みを開ける指先に集中していた そして手紙の様な物に到達したのだ!! ここからは簡単であるその手紙を教科書の間に移動 これで教科書を読むフリをして手紙が読めるわけだ その乙女のビンセンには可愛い字でこう書かれていた 突然でビックリしたと思いますが !!どーだ!本命である まぁー義理チョコをワザワザ机に忍ばすってのも変な話で・・(少し不安だった) どーだ!この可愛らしい文面! 「先輩!」「恥かしい」「好きです」「贅沢!」「一度でいいので」このけなげな感じ 完璧である!・・・そうか・・・後輩か・・・入学時?かれこれ1年近く・・・ サンチェの妄想は一気にデートの場面まで飛んでいった 待合せ場所で待っているサンチェ 乙女 「サンチェ先輩待ちました」 教科書片手にニヤケルサンチェだった そして楽しい1時間目の授業が終った サンチェには確かめなければならない事実があったのだ そう!それは1年3組の〇〇〇美さんを見に行かなくてはならないのだ! 1年3組?1階下の階だ 幸いにして1年生4組には知合いもいる そいつに〇美さんの事を聞かなくてはならい! 教室を意気揚々とでたサンチェ! するとどうだ!
廊下を出てすぐに呼び止められたではないか? ・・・可愛い! そして乙女の手には手さげカバンが!! 去年の不作(獲得数0)の反動か?これが本来の姿なのか?いや本来の姿なのだ! なんとまだ一時間目が終った直後なのに2個目!? 基本的に1個だとマグレの可能性がある、そう男は2個以上貰ってこそ本物! しかもとびきり可愛い(ハート)大物である
・・・・沈黙の彼女 照れているのだろう ・・・可愛い 見た感じでは同学年ではない・・後輩である (なに?サンチェは年下にモテモテなのか?) 乙女 「あの〜机の中にチョコレートありました?」 !?なんと本人であった 前文撤回チョコレートは1個でもいい大物から貰ってこそ真の男! いきなりの本人登場である 文面から性格OK!っで見た目OK!パーフェクトである 恥かしいと書いておきながら 乙女の方から自己アピールに来てくれたのだ 至れり尽せりだ しかしここは冷静を装わねば!先輩だし サンチェ 「ああっあったよ」(例によって声が裏返ってしまた) そして乙女は少し下を向いた ・・・照れているのだ顔が薄っすらと赤くなっている 乙女 「もう開けました?」 イキナリの質問である ・・・ここで開けたと言うのはどうだろう? まるで焦った男丸出しではないのか?
・・・うんうん判っている家に帰って読んで下さいだろぉ〜? ごめんね〇美ちゃん! もうサンチェは読んでしまったんだよ 授業中にもう10回以上ね・・・ごめんね! 君の気持ちはサンチェが全て受け止めるよ! 付き合いたいなんて贅沢はいいません? イヤイヤ何を遠慮しているのだ サンチェの方からお願いしてもいいん・・・
2個から1個!1個から没収になった聖バレンタインの物語でした 終劇 |
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