バンバンコム
JUST UP JEAN 亀川
   
 

 

 

最近ネットで出会いサイトが盛上がっているが
貴方はインターネットで知り合った人とあった事があるか?
サンチェは過去に一度だけ会った事がある
今回はそんな話

サンチェはある芸能人の熱狂的なファンである

彼女は女優でもあり歌手でもありサンチェの理想の女性

結婚した今でも出演しているドラマは

欠かさず録画している標準でね

 

それは今から二年前の人肌恋しい二月の話

インターネットは便利な物であり

自分の好きな時に好きな情報を見る事が出来る

彼女のファンの集う掲示板には

連日連夜ドラマの話だとか今度の新曲は最高だ!とか色々と

最新情報が転がっていたのだ

毎日欠かさずその掲示板だけはチェックしていたサンチェ

そんなある日掲示板で目にしたものは!!

水面下で行われる極秘イベントの書き込みだった

「シークレットコンサート行きます?」

「抽選ハズレました。誰か一人で行く方一緒に行きませんか?」

なぬ?シークレットコンサート!? 抽選?一緒に?

それは世間一般には知られていないコアなファンのみが知る「シークレットライブ」の話だった

行きたい!何としても! 書き込みの内容から日に日に状況が理解出来てきたのである

シークレットコンサートへの参加条件!
条件1.一月末までにファンクラブに入会している事(その時既に2月)
条件2.ファンクラブの会員の中から抽選で400人
条件3.当日は当選者である事を証明する為の当選者通知ハガキを持参
    (尚、1枚のハガキで2名入場出来ます)


サンチェクラス
条件1.>サンチェは熱狂的ながらファンクラブには入って居なかった
条件2.>会員ではないので抽選対象外
条件3.>無論、ハガキが送られて来る事は皆無

つまりサンチェは完全なる負け犬だったのである

普通ならそこで諦めるのが一般人・・・しかしサンチェは諦めない

「シークレット」その響きがサンチェの心に火を点けたのだ

そしてサンチェの脳裏をよぎった事は 1枚のハガキで2名?・・・

おお?『誰かサンチェと御一緒に』っであり

そして生涯初めて掲示板への書込みをしたのである!

「私、サンチェと申します。今回のコンサートどうしても行きたいです。
誰か当選された方で一人で行かれる方は怖がらずに一緒に行きましょう
決して怪しい者ではありません
飯おごります。いや是非おごらして下さい」

数日後・・・反応なし

コンサート1週間前・・・反応なし

コンサート3日前・・・

少し半泣きのサンチェに遂に一通のメールが届いた

題:「コンサートの件です」 よっしゃー!着た!着たのである(ハート)

焦る気持ちを押さえながらマウスをクリック(トリプルクリック?)

「始めまして西本(仮名)と言います。
今回は他の方と一緒に行く事になりましたが、
当日私は阪神タイガースの帽子をかぶって会場に行きます。
会場で会えたら声掛けて下さい。」

ヘッ?何だそれ?

紛らわしい報告をありがとう ・・・凄く期待したんですけど

勝手に阪神でもカープでも好きな帽子をかぶって行って下さい

・・・でもサンチェの方は絶望的であり 貴方にお会いする事はないでしょう・・・

世の中そんなに甘くないのであった!

そしてコンサート前日!!

しかし、サンチェは諦めない・・・(本当は少し諦めムード)

そして夜の12時頃最後のメールチェックをした時!

「私は大阪に住んでいる小谷(仮名)と言います。
掲示板見ました本当に広島から来られるのですか?凄いですね
私の葉書で2人入場出来ます。気が変わってなかったら電話下さい。」

酒で酔っ払っていたサンチェは吠えた!

そして隣で飲んでいた友に抱きついたのである

焦る友!目のやり場に困る店員!

早速緊張しながら電話を掛けてみる

ドキドキ ・・・アレ?出ない!(もう寝ちゃったかな?)

5分後再挑戦・・・出ない!(こんな時間に迷惑かな?)

10分後再々挑戦・・・出ない!(ヤハリ迷惑かな?・・・でももう誰もサンチェを止められない)

小谷さん「あっもしもし」・・・男性の声だ

サンチェ 「はっはじめましてサンチェです」

小谷さん「あっどうも小谷です。急ですけど・・・どうします明日一緒に行きます?」

サンチェ 「はい!よろしくお願いします」

次の日サンチェは一人新幹線に乗って大阪へ

小谷さんは電話の後メールで乗り換えの駅名・路線名など丁寧にメールで送ってくれたのである

まさに至れり尽せりであり

全く迷うことなく目的の駅に着いたサンチェ

続いて難なく待ち合わせ場所も発見!某デパート(名前忘れた)の入口

約束の時間まで約3時間もある

さすがに暇なのでデパートを徘徊したりゲーセンで時間をつぶしたサンチェ

この様な貴重なコンサートに誘ってもらったサンチェ失礼があったら駄目であり

時計を見ると待ち合わせの時間まで30分

デートの約束でさえそんなに早くから待った事のないサンチェだが

今回は特別!デパートの入口前で待機である

行き交う人の顔が気になるサンチェ・・・どこから来るのだ?小谷さん

待つこと15分・・・アレ?

電話をする事にした 「電波の届かない地域にあるか電源が入っておりません」

その時サンチェの中に一瞬嫌な予感が・・・このまま来ないってオチはないよね(汗)

その時背後から視線を感じた・・・

振向くとそこにはサンチェの方をチラチラと見る一人の男性の姿が!?

アレ?小谷さん?・・・もう居たの?

考えてみたら電話で一度話しただけの二人

お互い特徴も知らなければ服装も知らないのである

10数メートルの距離を置いて二人はお互いを待っていたのである

微笑む二人・・そして互いに駆け寄る男達

知らない人から見たら遠距離恋愛のホモの二人・・久々の再開の絵である

サンチェ 「はじめましてサンチェです。今日は本当にありがとう御座います」

小谷さん「宜しくお願いします」ふかぶかと礼 !?

必要以上に腰の低い小谷さんサンチェ以上に緊張している様だった

ここはサンチェが仕切らねば!

サンチェ 「では行きましょ!会場は直ぐそこです」

小谷さん「はい!社長さん・・・ ??ハッ?社長さん?

サンチェは今も昔も平社員であり??社長?

サンチェ 「社長?あの〜・・・失礼ですけど小谷さんですよね?」

小谷さんはポケットから名刺を取り出して見せてくれたのである

その名刺には! 「岡山県・・・・中国福建省・・・・珍・・・国際・・」

サンチェ 「へっあなた誰?」 ちゅ、中国の人である(汗)

謎の中国人さんの話を聞くと

中国から働きに来ていて岡山の工場で働いていたが

この不景気!大阪の社長を紹介して貰えると・・・ 1時間以上立ちっぱなしで待ってるとか

フッお前さんも大変だねって話していると

地下鉄の階段から 一人の男性が・・・

続く